鎌倉市教育委員会文化財課学芸員で、市役所の自主研究グループ「NAMAZUの会」会員の浪川幹夫氏を講師に開催されました。会員外の参加申込みも多く、52名の定員をオーバーする申し込みがあり、やむなくお断りする人も出てしまいました。関東大震災
の被害だけでなく、江戸時代に起こった大地震、その時の津波の到達地点などを、パワーポイントで示し文献資料を読み解きなが
らのお話はわかりやすく、参加者は真剣に聞き入っていました。
関東大震災の被害状況を鎌倉町がまとめた『鎌倉震災誌』(昭和五年刊)を防災・減災の視点からわかりやすく読み解き、新た
に各地域の関東大震災体験者の手記、鎌倉~大正時代の歴史地震年表などを加えて一冊にした NAMAZUの会編『新編鎌倉防災志』
(冬花社刊)が、7月末に出版されました。
関東大震災後の町の復興に尽力した同人会の伝統を引き継ぎ、この出版に同人会も協力をしました。
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